初めてのお習字┃書道用具の選び方┃子ども用&大人用

書道用具の選び方のアイキャッチイメージ
書道用具の選び方

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初めて書道を始める時って、
✅小学校の授業で
または
✅教室で習い始める
というタイミングで道具を用意することになると思いますが、
何を選んでいいか迷いますよね。

子ども用または大人用として用意するおススメの道具をお伝えします。

目次

文房四宝(ぶんぼうしほう)

突然この文字を見て何?ですよね。
この言葉は、書道を習う上で必須アイテムをまとめた言葉です。

すぐにこの4つが言えるようになったら初級クラスOKです!

✅筆
半紙に書く筆とお名前を書く小筆の2本が必要です

✅墨
ここでの墨は、固形の墨の事を指していますが、実際に使うのは液体の墨汁が必要

✅硯(すずり)
最近では軽量化でプラスチック製の硯もありますが、本当は石で出来たずっしりした重い硯の方が良いのですが、持ち運びは軽い方が良いですよね💦

✅紙

ここにもう一つ、紙(半紙)を抑えるための文鎮(ぶんちん)も必要です。

書道セット

実際、ご用意する時は、個別で購入するよりも持ち運びできるバッグ込みの書道用具セット一式を購入すれば間違いは無いですね。

お好みのバッグのデザインから選ぶことの方が多いと思います。
子ども用はこれで十分揃います



細かいポイントを言うならば

持ち手の部分がストレートのタイプがおススメです
NG

筆と硯

こんな感じの筆は、見た目はカッコいいのですが、持ち手が細く、毛の付け根の部分で太くなっている筆は、
力の入り方がイマイチです。持ち手が細いのは持ちにくいです。

筆

大人用も子ども用もこんな感じのストレートのタイプがおススメです。

墨(墨汁)

昔は、小学校のお習字の時間に硯に水を入れて、30分かけて固形の墨をすって書いていた時代もありましたが(古い💦)そんなことをしていたら授業が終わってしまいます。
限られた時間内で書かなければいけないのですから、墨汁で十分です。

ただし、一つ注意点というか私の教室ではおススメしない墨汁があります。
それは、
洗濯できる墨汁です。
墨汁というよりも、書いていて滲み(にじみ)もすごく、本人の実力の半分以下の仕上がりになってしまうほか、
乾いた時も黒ではなく緑っぽいのです。それと筆のお手入れで水洗いをしていると、青緑色ぽく毛も染まってしまい、それだけはNGとしています。

それ以外でしたら100均の墨汁もOKにしています。
個人的におススメは開明の墨汁です。

✅子ども用=100均墨汁もOK

✅大人用=開明の墨汁はおススメです。

私個人的に作品を書く時は、濃縮タイプの水で薄めて使う花仙の墨汁を使用しています。
ほぼこちら一択で20年以上愛用しています。

硯(すずり)

石で出来た重い硯の方が筆を墨汁に馴染ませるときなど動かずにどっしりとしていて、それに慣れているので、軽いのは抵抗がありますが、
小学校での授業で持ち運びのことを考えると今は軽量化が大事なのかもしれませんね。

最近では両面使える硯もあって、多く含んだ墨汁を取るための仕切り板のようなものがついている硯もありますね。
できればそちらの面ではない方をおススメしたいです。
それが無いと墨汁を含ませる量の感覚がなかなかつかめなかったり、正直邪魔にしか思えない個人的感想です。
お手入れの際もその仕切りが無い方が楽にふき取ることができると思います。
仕切りは無くて良いです。

✅子ども用:持ち運びが軽量化されているプラスチック製
✅大人用:ちょっと重いのですが、石で出来た硯

紙(半紙)

学校指定の半紙ですと、ツルッツルのタイプを見かけますが、完成したときに用紙がヨレてしまっているのを見るととても残念な感じがします。
乾いた時にも半紙が変わらず平になっている半紙がおススメです。
ですが、こればっかりは運と縁といいましょうか、定番アイテムでも材質が変わったり、価格高騰の影響などもありなかなか一定の半紙をキープし続けるのは、難しくなってしまいました。
書きなれた用紙が一体どの半紙と相性が合うのかは、書いてみないとわからないところだったりもしますね。

半紙イメージ

文鎮(ぶんちん)

道具セットに入っていたらそれはもう仕方のない事ですが、最近では二つに分かれた文鎮が道具セットの主流のようです。

昔からの固い考えから文鎮は1本で、真ん中に丸い持ち手がある1㎝角の文鎮がおススメです。
最近の文鎮は縦の幅広タイプが多くその文鎮を使用すると、完成した半紙の上部の白の開きの部分と下部の開きが同じではなく、どうしても下に寄ってしまう傾向があります。

文鎮イメージ

イメージは↑こんな感じですが、こちらの文鎮は真ん中に持ち手は無いですね。
真ん中にあることで、半紙の真ん中のラインの目安にもなります。

当方の書道教室では、半紙を半分に折り目を付けるということは一切しておりません。
折らないと書けない人になるのを避けるため、一切それはNGにしています。

下敷き

下敷きに線の入ったものがありますが、あまりお勧めはしません。というのも、その線が無いと書けない人になってしまうからです。
特に大人になるにつれ、作品書きになった時に決められた枠に収めるような書き方だけになってしまうと思考の枠がとても狭まってしまいます。
統一したパソコンの文字のような作品しか書けなくなるよりも自由に書ける思考の方が世界観が広がるので、
そういう意味でも線はいらないです。
半紙を折らないというのも、同じ意味です。

下敷きは無地が良いです。

最後に

書道の道具も先生との相性も運と縁だと思います。
良い道具に出会い、良い先生に出会えるとその成長力の伸びは変わってきます。

私はおかげ様で二人の先生との出逢いがあり、30年以上お世話になっております。
書道だけに限らず、人生論の考え方などもご指導くださり、書道と共に少しずつ成長してきました。

皆さまにも書道を通しての良い出会いがありますように・・・・・。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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