はじめに:先生との相性の大切さ
何かを学ぶ際に重要な要素の一つに、「先生との相性」が挙げられます。
特に個別指導が多い習い事において、先生との関係がそのままモチベーションや継続の力に繋がることが少なくありません。
私自身も幼少期からの色々お稽古ごとは習っていましたが、経験を通じて、相性の合う先生と出会うことの大切さを感じています。
今回は、その経験を踏まえて、どうやって自分に合った先生を選び、続けるかについて記事にしました。
ピアノの経験から学んだこと:厳しい先生と合う先生の違い
私は高校3年生の時、初めてピアノを習いました。
4歳の頃から音楽は好きという自覚はあり、当時オルガンやエレクトーンは早くから習っていたので、楽譜を読むことには慣れていましたが、ピアノはエレクトーンのコード進行とは違い左手に苦戦したものです。
鍵盤の硬さも全然違うので感覚は全く違いました。
高校3年で習い始めというのが、その先生にとってはあまり受け入れがたい雰囲気があり、特に自宅にピアノが無かったので、学校のピアノを借りて練習するような日々ではありました。
なので、私はお昼休憩の時にひたすら音楽室にこもって練習をしたのですが、その時の先生は非常に厳しく、毎回のレッスンが緊張感に満ちていました。
私にとっては心の余裕が持てず、練習も楽しさを感じることができませんでした。
特に先生の言葉が厳しく、
「ピアノを習っていて、ピアノが自宅に無いのは 書道を習っているのに、書道用具を持っていないのと同じ」
と厳しい言葉の数々で、音楽室だけで頑張るには努力が足りなかったようです。
その後、別の先生に出会いました。
この先生は、私のペースに合わせてくれ、厳しさよりも楽しさを重視して指導してくれました。
とにかく褒めて努力を見てくださる優しい先生でした。
褒められる事はいくつになっても嬉しい事ですよね。
先生でここまで違うものなのかと思ったものでした。
結果的に、35歳頃までピアノを習い続けることができ、音楽を深く楽しむ時間を持つことができました。
この経験から、技術的な高さだけでなく、自分にとって「学ぶことが楽しい」と感じられるかどうかが、習い事の継続に大きな影響を与えると。
書道の経験から考える相性:私の師匠との出会い
書道においても、私は相性の良い先生とそうでない先生を経験しました。
最初に書道を習い始めた時、特に興味がなく、なんとなくただ通っているだけでしたが、小学5年生で転校後に再度習い始めた先生は面白い先生で雑学を聞くのが今でもためになる話だったなぁと。
家族のようなおじいちゃん先生でした。
このおかげで、続けることができました。
書道会を2度ほど変えることになりましたが、その時も、どの先生と相性が合うのかを常に意識していました。
書道は単なる技術だけでなく、表現力や感性を育むものです。
それをしっかり引き出してくれる先生と出会えたことが、私が続けられた大きな理由です。
一方で、相性が合わないと感じた先生もいました。
指導方針が私のスタイルとは合わず、続けるのが苦痛に感じたこともあります。
やはり、教え方や人柄が自分に合っているかどうかは、技術の上達に直結する要素です。
特にアートや音楽のような感覚を重視する分野では、先生とのコミュニケーションも大事ですね。
先生も人間ですから、感情の合う合わないはあると思います。自分が今、先生の立場にはなっていますが、
生徒は先生を選ぶ権利があると思います。
特にお稽古ごとの場合は、お月謝が絡んできますから、もちろん相性が合わなければ他の先生を探すのも手段の一つかと。
良い先生との出会い方:ポイントと選び方
では、どうやって自分に合った先生を見つけることができるのでしょうか?
いくつかのポイントを考慮すると良いでしょう。
- 自分の目標やスタイルを明確にする
自分が習いたい内容や達成したい目標をまずはっきりさせましょう。
それが技術の向上なのか、趣味としての楽しさなのか、あるいは精神的なリラックスを求めているのか。
それによって先生のタイプを絞ることができます。 - 体験レッスンを受けてみる
実際にレッスンを受けてみることは非常に大切です。
相手の教え方や人柄、教室の雰囲気を肌で感じ、自分に合うかどうかを判断する良い機会です。 - 口コミや紹介を活用する
友人や知人、インターネットのレビューなどを活用して、評判の良い先生を探してみるのも一つの方法です。
ただし、他人の評価が必ずしも自分に合うとは限らないので、最終的には自分の感覚を信じることが大切です。 - 先生とのコミュニケーションを大切にする
先生とのコミュニケーションは、レッスンを続ける上で非常に重要です。
挨拶から始まり、挨拶で終わるコミュニケーションは一番大切です。
わからないことや不安なことを率直に相談できる先生であれば、より良い学びの環境を作り出せます。
お互いの信頼関係が築けるかどうかも、長続きするポイントです。
相性の良い先生と習い事を楽しむためのまとめ
私の経験から言えることは、技術だけを追い求めるのではなく、先生との相性がいかに大切かということです。
相性が良い先生に出会うことで、学ぶ楽しさや成長の喜びを長く感じ続けることができます。
逆に、合わない先生だと感じた場合は、無理に続けず、違う選択肢を模索することも大切です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。